医療機関債発行の不正行為
2012年7月17日付け新聞発表で、新宿にある医療法人が医療機関債の不正な勧誘の疑いで家宅捜索を受けたことが明らかになりました。資産の総額がわずか1086万円の医療法人が全国から元本保証と偽って強引な勧誘で10億円を集めた出資法違反の行為です。この医療法人の詐欺的行為に、医療機関債のイメージがどれだけ傷ついたか、計り知れません。
医療機関債は、地域で病院を支える仕組みで、このような出資法違反の行為に使われてはなりません。再発防止のために厚生労働省のガイドラインので歯止めをかけていただくと同時に、こうした悪質な行為に対して行政の適切な措置が早急にとられる体制をつくるべきと思います。